効果的な勉強法
効果的な勉強法
2016.05.25
効果的な勉強法 「TOEIC800点を取るための14のポイント」|大阪梅田・江坂のレンタル自習室セルフスタディ
こんにちは。
レンタル自習室セルフスタディです。
先日、TOEICを勉強される社会人の方とお話しする機会がありました。
本日は、TOEICの受験についてお話ししたいと思います。
これを読まれた方は、勉強の環境について同じように悩まれていると思います。
少しでも決断の参考になれば幸いです。
さて、先日
40代でTOEIC勉強の初心者が800点を取るために必要なスタンスと時間についてお話ししました、
勉強時間は、3ヶ月90日で 230時間。
平日 2時間/日。土日祝 3時間/日。
前回の内容。
- TOEICとは
- TOEICを勉強する目的
- 40代でTOEIC勉強の初心者が取るべき勉強スタンス
- 40代でTOEIC勉強の初心者が4800点を取るために必要な勉強時間は
- まとめ
今回は、40代でTOEIC勉強の初心者が800点を取るために必要な14個のポイントについてお話しします。
<目次>
短期習得を目指す人がやってしまう、間違った2つの勉強法とは
- 効率的に解答できる解法テクニックを身に付ける。
- 次の本番試験に出そうな問題を予想して勉強する。
短期間でTOEICの成績アップを目指すために必要な2つのこと
- 効果のある方法で勉強する
- 毎日継続して勉強する
効果のある勉強に必要な5つのこと
- 英語を英語の考え方で理解する
- 自分の学力を把握し、自分に合った適切なテキストを選ぶ
- 目的に合った適切な問題集を選ぶ
- 間違ったところをひたすら繰り返し理解する
- 学習前と後に短時間の復習時間をとる
毎日継続して勉強するために必要な5つのこと
- まずは初めてみる
- 1日2時間だけ勉強時間を確保する
- 実現可能な計画を立てる
- 試験日までのスケジュール表を作る
- 生活リズムに組み込んで勉強できる環境を確保する
まとめ
まずは、正しい勉強法の前に、やってしまいがちな間違った勉強法についてお話しします。
その上で、効果的な勉強法をお話しする方がその重要性がより理解できるからです。
短期習得を目指す人がやってしまう、間違った勉強法とは
短期間でスコアアップを目指す人でやってしまう間違った勉強法として、次のようなものがあります。
- 効率的に解答できる解法テクニックを身に付ける
- 次の本番試験に出そうな問題を予想して勉強する
できるだけ楽にスコアを取りたい、と考える人は、このような裏技的な勉強法に手を出してしまいます。
1.効率的に解答できる解法テクニックを身に付ける
世の中には色々な人が、色々な勉強法を提唱しています。 効率的に問題を回答するために、省エネ解法テクニックを勧める人もいます。 より高得点をとるためたくさんの数の予想問題をこなすことを勧める人もいます。
確かに、問題の関連場所から読み始め徐々にその範囲を広げていく、などというのは一見効率的に思えます。
ですが、結局その段落全部を読むことになることになってしまった、という経験はあると思います。
さらに、余計に時間がかかり、その上、変な先入観で間違ってしまった、踏んだり蹴ったりという結果になることもあります。
間違えることもある解法は、テクニックでも何でもありません。
そもそも、テクニックは基礎を理解している人がその基礎をショートカットするための解法です。
数学の公式などがこれに当たります。
テクニックや数学の公式は、基礎を理解せずに覚えると、使用法や使用場所を間違えてしまうこともあります。
計算力に不安があれば公式を使っても間違えます。
文法理解が弱ければ、あるいは、英単語力が弱ければ意味が把握できません。
結局、基礎がしっかりしていて初めて役立つのが公式やテクニックです。
2.次の本番試験に出そうな問題を予想して勉強する
出題予想も同様に、基礎がしっかりしていれば問題ありません。
文章読解についても、基礎文法、語順などを理解していれば、文章中で一番大事なところがどこかは自然と分かります。
また、見たこともない英構文についても、単語の基礎、イメージを理解していれば意味は把握できます。
また、むやみやたらに手を広げることは失敗する人の代表例です。
基礎知識が不正確になり、その後の全てが結局中途半端になってしまいます。
綺麗な超高層マンションでも、傾いていては意味がありません。
その立て直しには相当に余計な費用と時間がかかります。
勉強に近道はありません。あるのは王道のみです。
しかし、回り道はたくさんあります。近道に思える方法のほとんどが、実は回り道です。
回り道することなく、王道の勉強法こそ短期間で効率的に学習する唯一の方法です。
短期間でTOEICの成績アップを目指すために必要な2つのこと
それでは、以下は短期間でスコアアップを目指す勉強のために必要なことをお話しします。
- 効果のある方法で勉強する
- 毎日継続して勉強する
当たり前といえば当たり前なんですけどね。
1.効果のある方法で勉強する
もう一度言いますが、楽に簡単にスコアアップする裏技的な方法やテキストはありません。
そもそも、効果的に学習するために、先人が工夫を重ねて必要なものと不要なものを取捨選択して出来上がったものが基本テキストです。
学校で使うテキスト以上に分かりやすく、簡単に理解できるテキストが存在しないのと同じです。
もし、その内容が理解できないとすれば、テキストに問題があるのではありません。
理解するために必要な、それまでの前提知識の習得に問題があるのです。
すなわち、自分の学力に合ったテキストを選んでいないことに問題があるのです。
中学生に高校生のテキストが理解できないのと同じです。
効果的な勉強法とは、基本テキストをしっかり理解した王道の勉強法です。
2.毎日継続して勉強する
大切なのは<毎日>です。 もちろん、どうしても時間を確保できないときは仕方ありません。
ですが、初めから1日おき、仕事が早く終わったら、などしていると、
『今日はしんどいな…、1日くらい大丈夫かな』となって、そのうち習慣が崩れてしまいます。
たとえ残業で遅くなったとしても、30分だけでも勉強する。という姿勢が大切です。
結局は、本人の意識、覚悟、勉強への本気度が重要です。
以上を踏まえたうえで、
- 効果のある方法で勉強する
- 毎日継続して勉強する
について、お話しします。
効果のある勉強に必要な5つのこと
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
先にもお話ししましたが、最短で効果を上げるために必要な勉強法は、基礎をしっかり理解する王道の勉強法です。 そのために必要なことは、次の4つになります。
- <大前提>英語を英語の考え方で理解する
- 自分の学力を把握し、自分に合った適切なテキストを選ぶ
- 目的に合った適切な問題集を選ぶ
- 間違ったところをひたすら繰り返し理解する
- <重要>学習前と後に短時間の復習時間をとる
1.<大前提>英語を英語の考え方で、前から順番に理解する
最も大切な文法は 基本5文型 です。
S主語/V述語/O目的語/C補語
前から順番に英語を理解することが大切です。
次の例文で説明します。
I call him Jon.
私は/呼びます/彼を/ジョン
We started to argue, so I quickly changed the subject.
私達は/始めてしまった/議論を/だから私は/急いで/変えた/話題を
もちろん、和訳を書く際はわかりやすい日本語に変換する必要があります。
しかし、決して英語を日本語で理解しようとしてはいけません。
『郷に入っては郷に従う』
英語の文法やイメージをそのまま受け取るよう努力してください。
当たり前のことですが、アメリカ人は英語を英語で理解しているから英語が話せるのです。
本当に英語を理解するには、頭はアメリカ人になりきるつもりが必要です。
2.自分の学力を把握し、自分に合った適切なテキストを選ぶ
学習計画を立てる上での大前提です。
学生の人や、学生時代のテキストが残っているならそれで十分と思います。
もしなければ、簡単な中学レベルのテキストを購入してください。
その際、間違っても情報量の多い分厚いテキストを選んではいけません。
必要最低限の内容のテキストは、学校のテキストのように薄いモノになります。
余計な情報を載せるから分厚くなるのです。
載っているからそれらを覚え、暗記に頼ろうとするのです。
基本的内容を理解したうえで、それを使いこなせるように勉強するほうが効率的です。
3.目的に合った適切な問題集を選ぶ。
4.間違ったところをひたすら繰り返し理解する。
これは、TOEICならTOEICの公式問題集以外あり得ません。
大学受験でも同じですが、慶応大学を目指すのに、中央大学の過去問で演習する人はいないと思います。
その中から自分の学力に応じた範囲の問題を選び、演習を繰り返します。
そして、間違えたところを復習する際に重要なのは、何故そうなるのかを意識しながら復習します。
ただ覚えても意味はありません。
本当に理解できているかは、人に教えられるかを目安とします。
架空の人でも構わないので、間違った問題を自分の言葉で説明してみてください。
詰まることなく説明できればあなたの理解は完璧です。
5.<重要>学習前と後に短時間の復習時間をとる
記憶の定着を図るには繰り返しが必要です。
そこで、日々の学習時間を大きく3つに分けます。
例えば、1日2時間 120分の勉強時間を確保する場合は次の通りです。
- 前回の復習時間 / 10~15% 15分
- 今日の学習 / 70~80% 90分
- 今日の範囲の復習 / 10~15% 15分
そして、1.と 3.の時間でイメージ復習をします。
目を閉じて前回や今回学習した範囲のポイント、
『 英語の基本は SVOC でO=C …』などと思い出します。
うまく思い出せない場合は、テキストの小見出しなどを参考にします。
基本的にはページをパラパラめくって、流し読みする感じです。
そこで思い出せないポイントについては少しだけテキストを読み込みます。 その時点で思い出せたなら、また先ほどのように流し読みに戻ります。
この際、決してやってはいけないのは、じっくりテキストを読み返すこと、です。
覚えていることを何度も読み込むのは時間の無駄です。
いずれ忘れるにしても、その時にまた読み込めばよいのです。
以上が、効果のある勉強方法になります。 正直、王道の勉強法です。
その中で特に重要なポイントを上げるなら、この二つです。
- 英語を英語の考え方で理解する
- 学習前と後に短時間の復習時間をとる
これらの点を意識して勉強すれば、回り道することなく王道の最短ルートで、短期間にスコアアップを達成できます。
毎日継続して勉強するために必要な5つのこと
これまでは、効果的な勉強方法、王道の勉強法についてお話ししました。
ここからは毎日継続して勉強するために必要なことについてお話しします。
毎日継続して勉強するために必要なことは、以下になります。
- まずは初めてみる
- 1日2時間だけ勉強時間を確保する
- 実現可能な計画を立てる
- 試験日までのスケジュール表を作る
- <最重要>生活リズムに組み込んで勉強できる環境を確保する
1.まずは初めてみる
毎日勉強するのは嫌だな…、とお考えの方は多いと思います。
嫌なことを始めるに相当のエネルギーが必要です。
ですが、動かなければ始まりません。
まずは始めてみる。
それを3日間続ける。
もう少し1週間続けてみる。
そして、この習慣化をさらに1ヶ月続けてみてください。
そうすると、1日休むことに罪悪感を覚えることでしょう。
そうすればしめたものです。
そのころには、成績アップの感触を多少は感じられます。 英語の勉強が楽しくなり始めます。
ここまでくると、せっかく継続したものを途中で投げ出すのがもったいなくなります。 これが習慣化することのメリットです。
2.1日2時間だけ勉強時間を確保する
毎日継続するためには、あまり負担になるような勉強時間を計画しないことです。
また、仕事帰りに集中力を保てる時間、かつ、明日の仕事のことも考えると、1日2時間が妥当と考えます。
もちろん余裕があればもう少し時間をとっても良いです。
ただし、最初の内はキリの良いところまで、としておいた方がよいでしょう。
時間を確保するには、以下の方法がお勧めです。
- テレビを見ない
- SNSを控える
- 飲み会は極力断る
- 有料自習室を利用する
これで、19:00~21:00までの2時間は確実に確保できます。
あるいは、19:00~22:00 までの3時間を確保することも可能です。
その前に夕食を済ませ、帰ったらお風呂に入ってリラックスして寝る。
4.の有料自習室については、習い事感覚で上記の時間帯に通うことで、強制的に2~3時間を捻出できます。
また、勉強だけに専念できる空間でより集中できます。
さらに、一度家に帰るとどうしてもリラックスしてしまいます。
まだ気が抜けていない状態で勉強できると大変効果的です。
3.実現可能な計画を立てる
小学校の時、夏休みの計画を立てるように先生に言われたことを思い出しました。
しかし、計画通りに実現できたことはありませんでした。(笑)
それは、計画が細かすぎて修正不可能だったからです。
1時間おきに各教科の勉強時間を割り当て、現実に実行できない。
毎日同じようなスケジュールで計画を立てて、予定変更などに対応できない。
そもそも、無茶な計画で早い段階で計画倒れになり、後は行き当たりばったりになる。
このような経験はありませんか?
実現可能な計画としては、先にも述べた1日2時間を土日祝も含めて毎日、というものがよいでしょう。
土日祝はもちろん時間に余裕があり、もう少し勉強時間を確保することができますが、その時間は調整時間とします。
例えば急な残業が入った振替の日にする、復習の強化やもう少し先に進める時間にあてるなどに使います。
進捗が順調な場合は、リラックスのために温泉に行く、などに使います。
心身のリラックスは勉強を気持ちよく続けるうえでも必要です。
たまにはリフレッシュできる時間も計画の中に確保しておくことが大切です。
4.試験日までのスケジュール表を作る
毎日、2~3時間の勉強時間を確保して次にすることは、もう少し具体的な計画を立てることです。
試験までの日数を算出し、出来ればその2/3程度でテキストと演習問題が終わるように計画します。
まずは、テキストを一通り終わらせてから演習に取り掛かります。
1日に進める学習範囲は、1単元 あるいは、1テーマ が目安です。
テキストに、30日で完成、などとなっているものはその1日分を最低の学習範囲とします。
問題集も同様に、1単元 あるいは、1テーマを目安にします。
もちろん、どんどん進めて、復習を繰り返すのはよいことです。
先にもお話ししましたが、勉強する際に大切なことは、暗記することではありません。
理解することです。
理解ができているかは、間違えた問題を友人に教えるつもりで説明するとよいでしょう。
5.生活リズムに組み込んで勉強できる環境を確保する
ここまで、効果的な勉強法を毎日継続できる計画の立て方をお話してきました。 しかし、実際に勉強する場所をどうするかは一番大切です。
毎日継続して勉強を続けるには、日常生活の一部として無理なく続けられるような場所が必要です。
使えない日があったりすると、日によっては場所を変えるか、その日は勉強を休むかになってしまい、習慣化が崩れてしまいます。
勉強場所としては色々ありますので、以下検証します。
まずは自宅。
費用・利用時間の面では最強です。タダです。使い放題です。
しかし、家族の手前、子供の相手、テレビやその他誘惑が多く勉強ができない、または身に入らないことも多いです。
次に図書館。
こちらも費用面では最強です。タダです。
ただ、平日に遅くの時間までやっているところは多くありません。
また、自習禁止のところも多いです。
カフェはどうか。
おしゃれな雰囲気で気持ちよく勉強できそうです。
しかし、その日の利用客次第で集中できないこともあります。
また、同じカフェを毎日使いたくないなど、数件確保するのが面倒。
個人的には、カフェで勉強するくらいなら有料自習室をお勧めします。
費用をかけるなら、目的に合った使い方をすべきです。
カフェは、あくまでリラックスや人とのコミュニケーションをとることを目的とする場所です。
英会話などを除いて、勉強はコミュニケーションによって身につくものではありません。
まとめ
仕事にしろ、勉強にしろ、効率的に成果を上げるには、 しっかりと戦略計画を立て、その計画通りに実現するための戦術計画を立てることです。
勉強において戦略計画を立てることは、それほど難しいことではありません。
TOEICを専門にした予備校やオンラインスクール、充実したテキストが市販されています。
そこで立てられた計画に基づいて進めていけば順調に成績アップします。
問題は、戦術計画です。
実践できなければ計画倒れ、まさに絵に描いた餅です。
戦略計画を立てても実行しなければ、結果は全く何もしていないのと同じです。
本気でTOEICでスコアアップを目指すなら、是非しっかりとした計画を立て実行に移してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ここまでお読みいただいた皆様の成果を心よりお祈り申し上げます。
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